山代温泉 開湯1300年、新たな総湯誕生

新総湯外観   山代温泉では、歴史的まちなみ「湯の曲輪(ゆのがわ)」の再生と賑わい創出のため、2つの総湯を整備しています。

総湯は、単なる共同浴場ではなく、温泉が本来持っている、医療、福祉、観光、歴史、文化、教育など様々な要素を満たし、さらに住民同士が交流を持てる「温泉コミュニティ施設」として整備されます。

先ずは、平成21年8月2日にオープンした、“新らしい”総湯をご紹介いたします。

新らしい総湯は、「湯の曲輪」に面した「旧吉野屋旅館」の跡地に建てられました。老舗旅館であった「旧吉野屋旅館」の門を活用するなど、その歴史を継承しつつ、湯の曲輪の街並み景観との調和を図っています。

「誰もが快適に利用できる総湯」をコンセプトにした新たな“総湯”は、加水しない良質で新鮮な温泉をご提供するなど、市民や観光客の方に快適に利用していただけるよう努めていきます。


総湯の特徴



浴場部分は男女とも1階に配置し、高齢者の方や足の不自由な方も快適にご利用いただけます。
明るく開放感のある浴室からは、中庭や薬王院の緑が楽しめます。
シャワー付カラン(24〜25箇所)を設置し、洗い場施設を充実。
温泉街の賑わいの核として、開放的な休憩コーナーを用意しました。浴客・観光客の皆様が、人と人との触れ合いを感じることができます。

男湯   町並みと一体になった外観   女湯


総湯のお湯
泉    質 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
浴用の適応症 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病。
飲用の適応症 慢性胆嚢炎、胆石症、慢性便秘、肥満症、糖尿病、通風。


ご利用案内
所 在 地 石川県加賀市山代温泉万松園通2番地1
営 業 時 間 午前6時から午後10時まで
休 業 日 毎月第4水曜日の午前6時から正午まで
利 用 料 金 ・12歳以上…420円
・6歳以上12歳未満…130円
・3歳以上6歳未満…50円
・3歳未満…無料
・回数券(11枚綴り)上記金額に10を乗じた額
・定期利用券、1回50円で入浴できる期間利用券もあります。
お問い合わせ 山代温泉財産区 TEL.0761-76-0144

より大きな地図で 山代温泉新総湯 を表示


さらに2010年秋には、明治時代の総湯も復元されます 現在の“総湯”跡地には、明治時代に建てられていた総湯を復元し、
外観や内装だけでなく、入浴方法など、当時の雰囲気を味わい、
入浴しながら温泉の歴史や文化が楽しめる「体験型温泉博物館」が誕生します。


完成予想パース
 
資料などでも確認できる歴代の総湯の中でも、最も印象的で温泉情緒が感じられる建物です。2階には湯上がりに涼むことが出来るよう、休憩所になっていました。浴室の床や壁には九谷焼のタイルが使われていたと思われます。


湯の曲輪(ゆのがわ)再生
1300年の歴史を誇る山代温泉には、
総湯という共同浴場を中心に旅館や商店が建ち並ぶ
「湯の曲輪」という街並み形態が残されています


古湯と呼ばれる温泉地では、本来、このような街並みが形成されていましたが、今なお、はっきりとした形が残されているのは山代温泉のみと言われています。

この?「湯の曲輪?」には、多くの文人墨客が訪れる等、その歴史の中で独自の文化を育んできました。また、その街並み形態や昔日の面影は、日本の温泉地の原風景そのものと言えるものです。

新しい総湯が完成すると湯の曲輪周辺は、交流施設「はづちを楽堂」や魯山人寓居跡いろは草庵、万松園(薬王院温泉寺・服部神社)などとあいまって、明治の頃の往時の情緒と歴史のある景観が甦り、通り界隈の賑わいが創出されます。

再生へのコンセプト
○山代温泉の歴史や文化が感じられる街並み
○総湯と周辺の施設を円滑に結ぶ散策空間
○総湯と周辺道路による一体的な賑わい広場
○歩行者に優しい道路(歩行者天国など)
○素朴で温泉情緒のある街並みデザイン